歪みとは

溶接によって、高温となった金属板が、一旦膨張し、冷却され収縮すると、お椀や弓状になったり、捩れたりする現象のことです。

事前の対策方法

  1. 治具にワークを固定する
  2. 逆反り(曲がる方向を予想して、逆方向に反らす)を事前にワークに施す
    ただ、上記によって、緩和はできるが、歪みは必ず残ります。

当社における歪みの修正方法

当社は、自社製100Tプレス機を使用して、溶接後や必要に応じて最終の機械加工後に歪み取りを行っています。

歪み取りの効果

コールドプレートは、効率よく熱源を冷やすためには、接地面の平面度が必須となります。
歪み取りせずに、厚板から削り出し、歪みが生じた部分を切削して、平面度を出す方法もありますが、この場合、水冷蓋の厚みや水路底面から熱源までの距離にバラツキが生じ、均等に冷却できない可能性があります。
当社は、最小の加工しろを付けた薄板ワークから、機械加工・溶接・歪み取りを組み合わせて、製作していくので平面度を確保した冷却効率の良いコールドプレートとなります。