プレートから箱型チャンバーまで幅広く対応

立マシニングセンタと横中ぐり盤との連携により、真空装置関連製品の加工をしています。主なワーク材質はオーステナイト系ステンレス(SUS304、316など)、銅(C1020、C1220)であり、それぞれに適した切削工具を常備しています。

主な加工としては

  • 各種Oリング溝(平溝、両又は方アリ溝、箱溝)の他に規格外の寸法にも対応可能
  • 真空度向上のために、エンドミルによる溝底面の切削後は、手加工にて刃物のツールマークを除去、ヘアライン上仕上げ
  • バイスやクランプの製作においては、加工不能な面切削を専用治具を自作・利用して寸法精度を確保
  • シール面やベアリング挿入部に使用される寸法精度度の要求が高い深穴加工
  • 最大Φ420の穴径に対応

治工具やねじ穴を利用した加工

弊社で機械加工されるものは、異形なものも多く、自社製作のオリジナルの治工具を利用して加工しています。

また、ワークが多いものに関しては、ねじ穴を利用して固定し、マシニング加工をおこないます。ねじ穴がない場合は、穴をあける予定の場所にそれよりも小さいネジ穴をあけ、最後に穴を広げるといった工夫も凝らしています。